ビジネス&カラーコンサルティング

「売れる色」から「売る色」へ

かつて「売れる色」「売れない色」という言い方がよく使われていました。
実際に同じ商品でも、色を変えることで「売れた」こともありました。
でも今はどうでしょう。

「売れる色」を考えることより「売る色は何か」をきちんと考える時代になりました。

赤は目立つ、青は信頼性、緑は安全、と色を見て誰もが感じるイメージは昔から大きくは変わりませんが、同じ赤、青、緑であっても明るさや鮮やかさで色のイメージは変化し、そのイメージに多様性が見られるようになりました。

かつて「緑は売れない色」といわれた時期がありました。ファッションにおいても、雑貨、インテリアのアイテムも、緑は「他の色とあわせにくい」「あかぬけない」「商品カラーバリエーションの中で、他の色を引き立てる捨て色」と位置づけられていた時代がありました。

わたしの体感から、より身近に「緑」を感じるようになったのは缶やペットボトルのお茶の存在が大きいと思います。

1989年、伊藤園の「お~いお茶」ブランドが誕生し、翌年の1990年には世界で初めてのペットボトル入り「お〜いお茶」が発売され、teaその後、缶やペットボトルのお茶は、様々なブランド、メーカーから発売され、それを持ち歩くことが当たり前となりました。

バブルと呼ばれる時代を過ぎ、時代が「エコ」に突入してから「緑」という色のイメージ、価値観はさらに大きく変化していきます。

ビールをはじめ缶飲料のパッケージはもちろん、「癒し」ブームも手伝って激増したマッサージ店のロゴやインテリア、燃費の良さとエコをイメージする車のCMにも「緑」が多用されたのも、皆さん記憶に新しいと思います。demio

そして今、「緑」は本来持つ「安全」や「自然」というイメージとは別に、「リラックス」や「エコ」というイメージや、鮮やかな「緑」はファッションのアクセントカラーとして用いられ、人工的な「黄緑」や「蛍光グリーン」は、携帯電話や雑貨、などに本来持つイメージと相反する魅力的な色として用いられています。

pink_imageまた「ピンク」といえば「女性を象徴する色」といわれています。
女性というイメージから、「母性」や「愛」「赤ちゃん」も連想する色です。
味でいうと甘く、優しい味を連想しますし、コスメをはじめとする女性向けの商品のパッケージにもピンクは多用されています。

一方で数年前「男性がピンクのシャツやネクタイを身につけるとモテる」と、男性向けの「ピンク」 のアイテムが「売れた」時代もありました。

私たちの身のまわりの色を見れば、そのイメージや価値観の変化に誰もが気づくはずです。

そう、色の価値観は時代とともに変化し、本当にこだわりと価値のある色は、人の心に「ブランド」として刻まれ、長く人に愛されるのです。

「カラー戦略」といえば、大手の企業だけが考えるものだと思われがちですが、広告宣伝費や販促費に莫大なコストをかけられない企業も「色 」を変える、「色」を整えることがきっかけで、そこからビジネスが変化することもあるのです。

もちろん「色」はすべてではなく、「きっかけ」「入り口」だと思います。image03

「色」は大きな変化のきっかけとなり、商品の「色」にこだわりと価値を持って接することで、「商品」の価値を引き出し、高めることもできます。

あなたのビジネスは今何色ですか?またあなたのビジネスの未来は何色ですか?

大きな力と価値を持つ「色」をビジネスに活用し、あなたのビジネスに変革を起こしてください。

 

カリテスでは、ビジネスに関わるコンサルティングサービスをご提供しています。image04

・コンサルティング業務

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また、色が大きく関わる

・CI計画

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など、色でビジネスを変革させたい方はぜひ気軽にご相談下さい。

御社に最適な無理、無駄のないご提案をいたします。

 

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