発売中の月刊サイゾー「グラビア写真学」の中に「光と色で変わる写真の視覚効果」という記事がありました。

記事中にもあるようにモノクロページなのがとっても残念ですが、肌色と服(水着)の色の関係、肌と服の色の同化や対比といったパーソナルカラーに通ずる興味深い内容が書かれているのでぜひチェックしてみてください。

 

記事内の横浜国立大学の岡嶋克典さんの話には、黒という色は、人の肌に影響を与えやすく、例えば同化効果で頬がこけたり、シワが浮き出て見えたりしやすい色であるという内容がありました。一方で対比の効果として、近くにある肌色を明るく見せることもあるとも書かれています。

 

ご存じのように色の同化と対比は、対象物の大きさや見る距離によって変化します。

人の肌と服の色で考えてみます。基本的に肌と服の色は同化することが多いのですが、例えばステージ上のモデルさんの場合、このくらいの距離で見ると、肌と服の色「黒」が対比して、肌の白さが強調されることがわかります。(もちろん照明の効果もありますが)

 

普段、人とコミュニケーションをとるくらいの近い距離で見ると、やはり明るい色は肌色を明るく、暗い色は肌色を暗く引き締める効果があるのもわかります。

 

 

 

パーソナルカラーは単に「似合う色」としてとらえられがちですが、今や「似合う色」という狭い視野で考えるのではなく、色の特徴によって肌色や印象がどのように変化するかを知り、その時々にふさわしい「効果的な色選びのツール」として使いこなすことが重要です。

グラビア撮影の場合は、肌が明るく白く見えることが重要でしょうが、黒や黒に近い色で顔に陰影を与え、引き締まった印象に見せたいという方や、それを求められるシチュエーションもあります。

どういうシーンでどういう色を身につけるか。 多くの人に祝福される花嫁さん、壇上に立つ講師、スポーツクラブでレッスンするインストラクター、大勢の前でのプレゼンテーション…。

 

「似合う」をいったん忘れて、人から見られる距離や同化と対比から考える色選びもあることを覚えておきましょう。