カラリストさんから「セミナーでのワーク、どういうものをしたらいいのでしょう?」と、よく質問をいただきます。

色のおもしろさやその効果を体感できるワークはたくさんありますが、対象者に合わせてすぐに活用していただけるものとなると、何をすればいいか悩む方も多いと思います。

今日はわたしが今まで実際にやってきた、カラーワークを「ツール別」にご紹介します。カラリストの方だけでなく、独学でカラーを学ぶ方の参考にもなりますように!

 

PCCSカラーカード

v4-0301カラリストの方であれば教材として使われることの多い教育用のカラーカード。色彩検定に対応しているので、このようなカラーカードの中でもっともポピュラーだと思います。

サイズは色々ありますが、単語カードくらいのサイズ「199a」がもっとも使いやすいと思います。

 

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名前の通り199色のカラーカードが入っており、色の基本となる純色の24色、そこに「白」や「黒」「グレイ」を足して色が変化するしくみを理解するのに適しており、持ち運びしやすく便利です。

カラーのプロになって実際に仕事で「色指定」するとき、実はこのカラーカードを使うことはほとんどありません。

ではなぜ、これを学ぶのか?それは、まず自分の色のものさしを持つためです。(と、わたしはいつもそうお話ししています。)

色を見たときに、「この色はもともと何色で、白や黒がどのくらい混ざって、こういう色になっている」と、目で見ておおよその色が測れるようになるために、まず基本の「色のしくみ」として学びます。

色のしくみを表すものには、このほかにも「マンセル」「CIE」「NCS」など様々あり、PCCSは素人、玄人でいえば「素人」向けですが、始めて色を学ぶ方には教材が手に入りやすく、学びやすいのでこちらを使うことが多いです。

メリット:どこにでも手に入り、色の基本を学ぶワークに適している。あらゆるワークに応用して使うことができる。色彩検定に対応しているため、市販のワークシートも使いやすい。

 

デメリット:色数に限りがある。切ったり貼ったりのワークに適しているものの、お年寄りや小さい子ども対象のセミナーではこの作業が大変なときも。手に入りやすいものの、それなりのコストがかかる。(199aで1冊税抜@780)

 

 

絵の具

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絵の具でのカラーワークは、筆、筆洗い、水…と準備物が増えますが、色のしくみを楽しく理解するのに向いています。

実際に色料を混ぜて色を作る仕事、ネイリストさんなども、一度実際にやってみられるといいと思います。

お客様に「こういう色に」と言われたとき、PCCSでの色の変化が理解できているとネイルでの色も作りやすいと思います。

純色の色相環、トーン表を見ながらその色を作るのは、とてもいいトレーニングになります。

カラリストの方であればご存知だと思いますが、色彩の教育用に3原色の絵の具、というものもありますので、色の成り立ちを知るために一度やってみることをおすすめします。

 

絵の具で色を混ぜて作る感覚が身につけば、色を見たときに「色の成分」、何が入っているかをすぐに理解することができます。

メリット:色のしくみが体感としてよく理解できる。自分で色を作ることでより楽しさやおもしろさを実感してもらえる。

 

デメリット:準備物が必要。机や服を汚してしまうこともあるので注意が必要。

 

余談になりますが、絵の具を混ぜる感覚がPC上で学べるこんなサイトを見つけました。→カラーパレット

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色鉛筆

スクリーンショット 2015-01-04 17.47.17色鉛筆も幅広い年齢層の方に使いやすいツールだと思います。対象者に合わせた塗り絵のワークを用意すれば、できあがりを見て、色でイメージが大きく変わることがわかりやすいでしょう。

絵の具同様「自分で塗る」ということで、色について実感、体感しやすいツールです。

ファッション、ヘアメイク、ネイルのワークはもちろん、風景写真をうすくモノクロコピーしたものやインテリアの画像に色つけするなど応用もききます。

メリット:誰でも取り組みやすい。濃淡など色の調子が自分でコントロールできる。塗り絵感覚で楽しみながら色が学べる。

 

デメリット:色数に限りがある。

 

 

折り紙

 

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手軽な教材として折り紙も便利。わたしが昔から使っているのはこちらの折り紙です。

株式会社トーヨーさんのもので、7センチ角の50色の折り紙が1,000枚入っています。

 

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色の属性(色相・彩度・明度・清濁)などは記されていませんが、実際に色に触れていただくのに使いやすいツールです。

「今、気になる色は?」「自分を色に例えると?」「向かいに座る方の第一印象を色に例えると?」などと色を選んでいただくワークにも適していますし、「重い・軽い」「イエローベース・ブルーベース」「エレガント・カジュアル」などと、色をわけるワークにも使えます。

カラーカードよりも手ごろな価格なので、人数が多いときや、セミナーの導入部分にも使いやすいと思います。

メリット:安価で惜しみなく使うことができる。実際に色に触れる楽しさを実感してもらえる。誰にでも手軽に使える。

 

デメリット:表色系に対応していない。色数に限りがある。

 

 

ファッション誌

ファッション誌も素晴らしい教材のひとつです。ヘアメイク、洋服、靴、バッグ、アクセサリー…様々な色、アイテムがあるので切り抜いてコラージュに使えます。

単純に好きなものを切り抜いたり、赤なら赤のものばかり切り抜いたり、パーソナルカラーの4シーズンをイメージしながら切り抜いたり…。

前回のコラムで「編集力」が大切、と書きましたが、カラーを学ぶときも単純に知識だけをインプットするのではなく、その知識や情報をいかに編集するかによって、その後の活用、応用に差が出てきます。

ファッション誌のビジュアルを色別に分けたり、トーン別に分けたり、明度で分けてみたりすることで、色々な発見があると思います。

また、ファッション誌は中身だけでなく、その表紙もカラーを学ぶヒントになります。

5月、6月号のファッション誌の表紙です。

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なんとな〜く色に分けると…

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色んな色、色んな配色が使われているのがわかります。

 

あくまでもここでご紹介するのは、「例」であり「ヒント」です。もちろん読んでくださっている方の役に立てればうれしいですが、やはりセミナーのカリキュラム、ワークは自分で考えるのが何よりです。どう伝わるか、どう感じるか、どう役立つかを考えながら、セミナーを作ることで、そこに自分の仕事の「ストーリー」が生まれます。

IMG_3145簡単に「やり方」を取り入れることも時には必要ですが、自分で考え、創造することで「自分らしい」オリジナルのセミナー、カリキュラム、ワークになります。

わたしも画像のようなワークシートをファイリングしていて「カラー基礎編」「ファッションカラー講習」「ヘアメイク・ネイル講習」「インテリア講習」「フード講習」…など分厚いファイル6冊ほどのワークシートを保存しています。

イマドキアナログで保存ですか〜?と思われるかも知れませんが、新しい仕事や講習を受けたとき、どんなカリキュラムにしょうかと考える際、このファイルが役立ちます。

もちろんデジタルデータも保存しているので、特にファッションやヘアメイクのワークはトレンドにあわせて画像を差し替えたり見直したり、常にリフレッシュしています。

これはまさしくわたしにとっての仕事の「ストーリー」です。

仮説を立て、検証しながらできあがってきたもので、今後も常に更新されていく「わたしの仕事」です。

 

今回は「ツール」の話で長くなってしまいましたが、具体的なワークについても今後ご紹介していきます。

特にパーソナルカラーのミニセミナーなどは、何を伝えればいいのか、短時間で楽しんでもらうには…と考える方も多いようです。

そんなこともこちらで少しずつ紹介していきます。

 

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