この色の組み合わせ合う?合わない?

今月号の女性ファッション誌「Domani」の表紙。

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知花くららさんのスポーティーでフレッシュなビジュアルが印象的です。

このトップスとボトムスの色の組み合わせ「鮮やかな黄緑×ブルー」、少し前までは洋服の色の組み合わせとしては「ナシ」と思われていたかもしれません。

この「黄緑×ブルー」のように今までは「ナシ」と思われていた色の組み合わせも、昨年くらいからでしょうか、「アリ」というより「トレンドの色合わせ」として店頭や雑誌でもよく見かけます。

 

shikisoukan左の色相環でいう、隣り合った色や比較的近くにある色を大胆に組み合わせた配色は、最近のトレンドでもあります。

色みは、ものの印象やイメージを大きく左右するので、比較的似た色を組み合せると、色の印象がより強調されてインパクトのある配色になります。

特にあざやかな色は色のエネルギーも高いので、それを組み合せることで見た目から発する印象もより強くなりますね。

 

 

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昔から「どの色とどの色が合いますか?」「合いませんか?」とよく言われますが、わたしは「合わない色同士はない」と思っています。

もちろん人それぞれ「好み」がありますが、組み合せる色が「何」であるかによって、その見え方、印象は変わってきます。

最初にご紹介したDomaniの表紙のコーディネート「黄緑×ブルー」は「合わない」と思う方もあるでしょうが、広々とした草原とその上に広がる青空の色だとすると…清々しく、きれいだと感じられますよね。

 

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人は色を見て無意識に想像力を働かせ、それが何かをイメージします。色の組み合わせが難しい、わからないと感じるときは、一度「もの」という概念を外して「色」だけを見て、そこから受けるイメージをキャッチしてみてください。

単純な2色、3色の組み合わせも、純粋に色として見ると想像力がかき立てられ、逆に色んな「もの」や「風景」がイメージされると思います。

 

「自然の色としてはあり得るけど、洋服の配色としてはあり得ない」なんて固定観念を一度リセットして、身の回りにある色の組み合わせを「好き・嫌い」「きれい」「可愛い」…と感じるままに眺めて言葉に変換してみたり、自分なりに分類してみたりしてはいかがでしょう。

きっと色を組み合せることが楽しくなると思います。

色の組み合わせは無限にあります。食わず嫌いはやめて、ファッションでもインテリアでもヘアメイク、ネイルでも何でも、とにかく組み合せてみましょう!

 

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